ヤマアカガエルですな。アカガエルはこのあたりなら2種類いて、山裾の田んぼなら、だいたいヤマアカガエルとニホンアカガエルのどちらもいます。パッと見は同じに見えるんですが、鳴き声が違います。
この冬は今年に入るまで暖かかったので、数日前、私の住む日高川町でも見かけました。中辺路あたりなら、(和歌山南部は温泉が多いですから)地熱の影響で、その田んぼの周辺の水温が高い、あるいは山裾ゆえ湧水の影響もあるかもしれません。湧き水や谷水って、実は冬は他より暖かいんですよね。
食うとおいしいですよ(笑)カエルの中では上位です。食べるところ少ないですけど。
7年ほど前にIターンしてヘコヘコ暮らしている林業従事者より。
【2009/01/12 21:10】
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追記
「いったいどこからやって来た??」
山からです。谷ぎわの崩れた土面から木の根っこが出ていて穴になっている、お昼はそんな小さな穴の中でぼーっと座ってます。ついでに
「なにをしにきた?」
多分産卵に来たんだと思います。ゲコゲコ集団で鳴いていますから。そのあと寒かったら亀のように水底の落ち葉や泥の中で寝ます(冬眠)。こいつらの次にヒキガエル、紀州人のいうゴトヒキが山から降りてきて産卵します。ゴトヒキは山に帰って倒木の下や石の下で寝ます。その後に、田んぼや池に住んでいるニホンアカガエル(こいつらは山際の湿地に多いですが)、ツチガエル、タゴガエル、トノサマガエルなどがやってきます。
【2009/01/12 21:30】
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おお、ありがとうございます。こういう返答お待ちしておりました!
ふむふむ、ヤマアカガエルというんですね。
やっと胸のつかえがとれました(笑。
喰えるんですか!? う〜む。。。
この冬初めて聴く鳴き声なんですが、やっぱり冬期灌水を始めたのと関係あるのかな。
タゴガエルというのも、はじめて聞く名前です。
カエルにもいろいろありますねぇ。
【2009/01/13 00:42】
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こちらこそ、丁寧なお返事どうもありがとうございます。そしてすみません。間違いました。
タゴガエルはアカガエルにそっくり(ヤマアカガエル・ニホンアカガエル・タゴガエルはそっくりで、普通は“アカガエル”で総称します)なやつで、ヤマアカガエル以上に山の谷際の土の穴の中にひきこもり、ヤル気なさそうに「ゴケケ……グヶヶ…ゴ」などと、ソロで鳴いているやつです。彼らはカジカガエルと同じく流れのあるところに産卵するそうです。
私が「タゴガエル」と書いてしまったのは、ヌマガエルです。ツチガエルとよく似たやつ(ひっくり返すとお腹が白く、臭くない方。両方を総称して“イボガエル”と呼ばれます)で、「ゲッゲッゲッ」といかにもカエルらしく鳴く、田んぼケチャのメインパートです。
【2009/01/13 01:29】
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【2009/01/16 15:30】
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